雪の降り積もった日だったのだろう。芭蕉が、訪ねてきた弟子を歓待して、こんな句を詠んだ。〈君火をたけよきもの見せむ雪まるげ〉。君は火を焚(た)いてくれ。そのあいだに私が、良いものを作って見せよう。雪の大玉だ――▼雪玉を転がし大きくする「雪まるげ…
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