慶應鶏肋録

お気楽極楽勉強道楽。慶應義塾大学通信教育課程 法学部乙類学生(71期秋期)の卒業目指すジャーナル。

a003 本

【本】鶴見優子『オトナの私が慶應通信で学んでわかった、自分を尊ぶ生き方』を読んだ

鶴見優子『オトナの私が慶應通信で学んでわかった、自分を尊ぶ生き方』(セルバ出版)、読了。オトナの私が慶應通信で学んでわかった、自分を尊ぶ生き方作者: 鶴見優子出版社/メーカー: セルバ出版発売日: 2019/04/05メディア: 単行本この商品を含むブログを…

はじめて触れる戯曲

6時半起床。 昨夜は、地元の戯曲ワークショップ「はじめて触れる戯曲」の、年度最後の回。 前回に引き続き、マイケル・フレイン『コペンハーゲン』(ハヤカワ演劇文庫)の2回目。2幕モノなので2回に分けた、というのは不正確で、そもそもこの回は1回1戯曲、…

【本】池澤夏樹『春を恨んだりはしない』

池澤夏樹『春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと』(中公文庫)のタイトルを一瞥して、なんと厳しい言葉かと思った記憶がある。 震災後のわずか半年後に、思索エッセイとはいえこの表題を世に出すのにはそれ相応の勇気と準備が必要だったろう。 春…

【本】山口瞳「冬の公園」

3連休中日。昨日のピリピリした寒さは抜けたけれど、朝から冷たい風が強く吹いていた。立春を越えて、午後の日差しは少し力強さを増してきているようだけれど、北風の冷たさを追いやるまででは到底ない。寒風の中子どもと遊んでいると、冬の陽は、あっという…

【本】近代日本の文芸批評を知るための40冊

「すばる」(2016年2月号)特集「継承される批評2016」のなかのブックガイド。 文学部ならずとも文芸批評に興味がある向きには、押さえておくべきリストだろう。すばる 2016年2月号出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/01/06メディア: 雑誌この商品を含むブ…

【本】 ほんとうに大事なことがわかるときは・・・~河合隼雄『こころの読書教室』

立春ですね。 春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど 時にあらずと 声もたてず 「早春賦」の歌詞の通り、と思いきや、今朝はとても温かい。夜半に雨も降ったようですね。 インフルに罹った娘は、今朝方熱は微熱にまで下がっていました。まだ油断…

【読書会】糸井重里/古賀史健『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』を読む

6時起床。緊張する毎日がつづく。といっても、まだ火曜日ですけどね。仕事も綱渡りの日々だ。 といっているわりにはしっかりと参加した、今晩の読書会。ま、主宰ではあるので。 今回の課題テキストは、糸井重里/古賀史健『古賀史健がまとめた糸井重里のこと…

【読書会】佐藤航陽『お金2.0』

6時起床。娘は本格的に夏休みモードである。とはいっても、起床・就寝の時間に変化はない。リズムを崩すのは、スポーツでも賭け事でも御法度である。 夜は、月例の読書会。130回目の開催です。 今回は、佐藤航陽『お金2.0』(幻冬舎)がテキストだった。直前…

【読書会】吉野源三郎『君たちはどう生きるか』

6時起床。雨音に呼ばれたか、子どもたちはみな早起きしている。その分わたしの時間がなくなる。 昨夜は、地元で読書会。この読書会はNPO法人の歴とした事業で、年度が改まってはじめての開催となった。 課題テキストは、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』…

【読書会】facebookのライブ配信機能を使ってみた

今夜は、地元での「はじめて触れる戯曲」の集い。集いといったらいいのかワークショップといったらいいのか、単に会といったらいいのか解らないけれども、今夜は三島由紀夫『サド侯爵夫人』(新潮文庫)を、10名あまりで〈声を出して〉読んだ。 三幕ものだが…

【読書会】寺山修司「毛皮のマリー」を〈声に出して〉読む

今夜は、地元で「はじめて触れる戯曲」ワークショップ。読書会の延長で昨春から行っている、古今東西の戯曲を声に出して読み合う、という内容。 本日は、寺山修司「毛皮のマリー」(角川文庫版)。 参加者のほぼ全員が初読ということもあってか、退廃的かつ…

【読書会】中島敦「山月記」を読む

本日は地元で読書会。117回目。図書館で開催した。 取りあげたのは、中島敦「山月記」。高校の教科書では定番中の定番である。 んが、ちゃんと読んでいる人ははどれだけいるか。 この読書会、「はじめての文豪」シリーズと銘打って、今回で2回目。前回は漱石…

【芥川賞直木賞予想 #158-3】石井遊佳「百年泥」

石井遊佳「百年泥」(「新潮」2017年11月号所収)、読了。 離婚後に付き合った男のせいで多重債務者になってしまった主人公の「私」野川は、元夫に借金を申し込んだところ、即座に仕事を斡旋される。 それは、インドのチェンナイにあるICT企業で、社員教育の…

【芥川賞直木賞予想 #158-1】宮内悠介「ディレイ・エフェクト」

宮内悠介「ディレイ・エフェクト」(「たべるのがおそい」4号所収)、読了。 オリンピックが間近に迫った2019年の東京。 そこでは年明け元日から各地で、〈75年前の東京〉が具体的に可視化された〈像〉として出現し、現実の世界と重なり合ってしまうという現…

第157回芥川賞は沼田真佑「影裏」、直木賞は佐藤正午『月の満ち欠け』で決定!

第157回の芥川賞直木賞は次のように決定しました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170719/k10011065431000.htm 第157回芥川賞と直木賞の選考会は19日、東京・中央区で開かれ、このうち芥川賞は沼田真佑さんの「影裏」、直木賞は佐藤正午さんの「月…

長編創作プロセスを紐解く ~村上春樹『職業としての小説家』

ニコラシカ(@xaqihooo)です。 本棚を眺めてたまたま見つけた、村上春樹『職業としての小説家』。 長編小説創作のくだりを読んでいたら、ついまとめたくなったので、次のようにひもといてみた。 http://web635.jp/blog/201707181/ 彼はとにかく推敲するんで…

【芥川賞直木賞予想 #157-3】温又柔「真ん中の子どもたち」を読んでみた

温又柔(おん・ゆうじゅう)「真ん中の子どもたち」(「すばる」2017.4号)、読了。思いのほか時間がかかってしまった。 本作については、産経新聞で石原千秋さんがこう述べている(「文芸時評」4月号より)。 いま「正確に言おう」などと書いたのは、温又柔…

「おもしろがる」気持ちがスキルやノウハウより大切 ~『「週刊文春」編集長の仕事術』(1)

赤座林です。 新谷学『「週刊文春」編集長の仕事術』(ダイヤモンド社)、読了。 雑誌不況といわれて久しい中、「文春砲」といわれるスクープを飛ばし、13年連続で雑誌売り上げNo.1を達成している「週刊文春」。 その編集長である、新谷学さんが「週刊文春編…