慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

文鳥文庫 ~その新しいスタイルの文庫から新しい〈声〉を発したい

赤座林です。今日は地元の商店街で市が立つので、天気がもてばいいなと思っていたが、午後から沛然と雨粒が落ちてきた。 今日6/18は、「海外移住の日」。ブラジル移民第1団が、この日彼の地に着いた。1908年のことで、これはメーテルリンクが『青い鳥』を発表した年である。それから、「おにぎりの日」でもある。日本最古のおにぎりの化石が発見されたのだとか。どんな形をしていたんだろう。三角型? それとも俵型?

しばらく前に手に入れた「文鳥文庫」の第二、三弾をようやく手に入れた。

この文庫、ちょいと変わっている。 それほど長くない短編が一編ずつ折りで綴じられて、それらが数編、一緒に函におさめられている。

たとえば写真の宮沢賢治注文の多い料理店」のように、個別にラッピングされて函にはいっている。その一編ごとの切り売りもしている。パッケージでもよし個別に求めるでもよし。

ところで一昨夜、わたしが主宰する、戯曲を声に出して読むワークショップ「はじめて触れる戯曲」の今年度3回目があった。 今回のテキストは、イプセン『人形の家』。古典と一口に遠ざけること勿れ。その〈昼ドラ〉真っ青のストーリィに、参加者一同ノリノリの2時間でした。

もともと〈声に出〉して本を読むことは日本人の読書の長いこと習慣だった。黙読となるのは、昭和になってからである。〈声出し〉の楽しみを取りもどしたいとはじめたのが、この戯曲ワークショップだが、前述した文鳥文庫を使っての〈朗読〉も楽しそうと考えた。短編なら、さほど負荷もあるまい。そして、戯曲とは違う小説の朗読をすることで、また新しい〈表現〉がでてくればと思う。

文鳥文庫さん、ご相談にのってもらえないでしょうかしら?