慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

【待機期間 #4】卒論の妄想テーマ

ニコラシカ(@xaqihooo)です。
台風一過。朝からいい天気ですね。わたしは一昨日昨日と体調を崩して臥せっていましたが、今日はなんとか復活しました。
昨日はブログを更新できず、今日も短めにします。

もしわたしが慶應義塾通信教育課程に入学したら(早ければ今週末くらいには結果がでるのでしょうか。明日あたりからカウントダウンをしようかと)、卒論テーマの候補のひとつには「ナチスドイツ」「ヒトラー」が胸中にあります。これも〈孟宗竹(=妄想だけ)〉の一種ですね(笑)。

どなたかが言っていましたが、政治学の男子学生の好きな(第二次大戦の)テーマは「ヒトラー」だそうで、対して女子学生は「アンネの日記」のアンネだそうですね。
前者は、語り尽くされたヒトラー(すでに「ヒトラー学」と読んでもいいかも)に、新しい〈見方〉や〈知見〉があるのではと探すのだそうです。
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ところで、
先日書店でふと見かけた、池内紀『戦う文豪とナチス・ドイツ トーマス・マンの亡命日記』(中公新書)を見たときには、正直「やられた」と感じてしまいました。
自分の本棚に「トーマス・マンの日記」がしっかりささっているというのに。

この本にはというか、トーマス・マンの日記のなかに、先日紹介したオシエツキーも登場してきます(まあ、同時代の人ですからさもありなんというところです)。

でも、この本を開いてちょっと閃きました。
わたしの手元に、ウィリアム・シャイラーという人物の日記があります(『ベルリン日記』)。彼はジャーナリストであり歴史家で、エドワード・R・マローが作った、CBSラジオジャーナリストチームの最初の記者でした。

ベルリン日記―1934-40 (1977年) (筑摩叢書)

ベルリン日記―1934-40 (1977年) (筑摩叢書)

第三帝国の終り―続ベルリン日記 (筑摩叢書)

第三帝国の終り―続ベルリン日記 (筑摩叢書)

彼は、ドイツ・オーストリア併合や、第二次世界大戦一年目のナチスドイツの勝利(西欧民主主義国の敗北)をベルリンから放送し注目された、とウィキペディアにはあります。
訳書はいくつかあり、有名なものは、『第三帝国の興亡』(全5巻)です。

第三帝国の興亡〈1〉アドルフ・ヒトラーの台頭

第三帝国の興亡〈1〉アドルフ・ヒトラーの台頭

そしてもう一人、日本のジャーナリスト清沢冽(きよさわ・きよし)です。
彼は戦前『暗黒日記』を密かにつづっていました。
648夜『暗黒日記』清沢洌|松岡正剛の千夜千冊

暗黒日記〈1〉 (ちくま学芸文庫)

暗黒日記〈1〉 (ちくま学芸文庫)

シャイラーと清沢。このふたりの日記を通して、戦争期のジャーナリストの使命と生き様とを浮き彫りにする・・・いいテーマですが、卒論にはそぐわないですかねえ。

3連休も今日まで。最後の日ものんびり過ごしたいところです。