ニコラシカ(@xaqihooo)です。
台風一過。朝からいい天気ですね。わたしは一昨日昨日と体調を崩して臥せっていましたが、今日はなんとか復活しました。
昨日はブログを更新できず、今日も短めにします。
もしわたしが慶應義塾通信教育課程に入学したら(早ければ今週末くらいには結果がでるのでしょうか。明日あたりからカウントダウンをしようかと)、卒論テーマの候補のひとつには「ナチスドイツ」「ヒトラー」が胸中にあります。これも〈孟宗竹(=妄想だけ)〉の一種ですね(笑)。
どなたかが言っていましたが、政治学の男子学生の好きな(第二次大戦の)テーマは「ヒトラー」だそうで、対して女子学生は「アンネの日記」のアンネだそうですね。
前者は、語り尽くされたヒトラー(すでに「ヒトラー学」と読んでもいいかも)に、新しい〈見方〉や〈知見〉があるのではと探すのだそうです。
ところで、
先日書店でふと見かけた、池内紀『戦う文豪とナチス・ドイツ トーマス・マンの亡命日記』(中公新書)を見たときには、正直「やられた」と感じてしまいました。
自分の本棚に「トーマス・マンの日記」がしっかりささっているというのに。
闘う文豪とナチス・ドイツ - トーマス・マンの亡命日記 (中公新書)
- 作者: 池内紀
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/08/18
- メディア: 新書
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この本にはというか、トーマス・マンの日記のなかに、先日紹介したオシエツキーも登場してきます(まあ、同時代の人ですからさもありなんというところです)。
でも、この本を開いてちょっと閃きました。
わたしの手元に、ウィリアム・シャイラーという人物の日記があります(『ベルリン日記』)。彼はジャーナリストであり歴史家で、エドワード・R・マローが作った、CBSラジオジャーナリストチームの最初の記者でした。
- 作者: ウィリアム・シャイラー,大久保和郎,大島かおり
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1977/03
- メディア: ?
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- 作者: ウイリアムシャイラー,大島かおり
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1987/07
- メディア: 単行本
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彼は、ドイツ・オーストリア併合や、第二次世界大戦一年目のナチスドイツの勝利(西欧民主主義国の敗北)をベルリンから放送し注目された、とウィキペディアにはあります。
訳書はいくつかあり、有名なものは、『第三帝国の興亡』(全5巻)です。
- 作者: ウィリアム・L.シャイラー,William L. Shirer,松浦伶
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 単行本
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そしてもう一人、日本のジャーナリスト清沢冽(きよさわ・きよし)です。
彼は戦前『暗黒日記』を密かにつづっていました。
648夜『暗黒日記』清沢洌|松岡正剛の千夜千冊
- 作者: 清沢洌,橋川文三
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2002/06
- メディア: 文庫
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シャイラーと清沢。このふたりの日記を通して、戦争期のジャーナリストの使命と生き様とを浮き彫りにする・・・いいテーマですが、卒論にはそぐわないですかねえ。
3連休も今日まで。最後の日ものんびり過ごしたいところです。