以前から自分用にまとめようまとめようと思っていた、坪内祐三の「エッセイストになるための文庫本100冊」(『シブい本』所収)を、リストアップしてみた。それにくわえて「雑文集で選ぶ ちくま文庫ベスト10」も載せておこう。
ブロガーがエッセイストというならば、ここにあげる本は筋力アップにつながるに違いない。だいたい、わたしの本棚で積ん読になってます(ToT)
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1997/06
- メディア: 単行本
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- エッセイストになるための文庫本100冊
- 清少納言『枕草子』
- 吉田兼好『徒然草』
- 鴨長明『方丈記』
- 漱石『硝子戸の中』
- 藤村『千曲川のスケッチ』
- 寺田寅彦『寺田寅彦随筆集』
- 中勘助『中勘助随筆集』
- ホフマンスタール『チャンドス卿の手紙』
- ボルヘス『伝奇集』
- ルソー『孤独な散歩者の夢想』
- リルケ『マルテの手記』
- ミラー『北回帰線』
- モンテーニュ『エセー』
- ギッシング『ヘンリ・ライクロフトの手記』
- ソーロー『森の生活』
- 徳冨健次郎『みみずのたはごと』
- 子規『病牀六尺』
- 山口文憲『空腹の王子』
- 関川夏央『水のように笑う』
- 武田泰淳『目まいのする散歩』
- 田中小実昌『また横道にそれますが』
- 荷風『日和下駄』
- 木村荘八『東京繁盛記』
- 野口冨士男『私のなかの東京』
- 田村隆一『ぼくの憂き世風呂』
- 荒川洋治『ぼくのマンスリー・ショック』
- 川本三郎『ちょっとそこまで』
- 池波正太郎『散歩のとき何か食べたくなって』
- 種村季弘『好物漫遊記』
- 井伏鱒二『点滴/釣り鐘の音』
- 石川淳『夷齋小識』
- 永井龍男『へっぽこ先生その他』
- 吉行淳之介『犬が育てた猫』
- 安岡章太郎『父の酒』
- 三島由紀夫『裸体と衣裳』
- 丸谷才一『遊び時間』
- 山口瞳『木槿の花』
- 開高健『食後の花束』
- 井上ひさし『さまざまな自画像』
- 深沢七郎『言わなければよかったのに日記』
- 赤瀬川源平『ピストルとマヨネーズ』
- 伊丹十三『日本世間噺体系』
- 殿山泰司『三文役者あなあきい伝』
- 山下洋輔『ピアニストを笑え』
- 東海林さだお『シヨージ君の「さあ! なにを食おうかな」』
- 嵐山光三郎『新随想フツーの血祭り』
- 椎名誠『さらば国分寺のオババ』
- 村松友視『合本 私、プロレスの味方です』
- 南伸坊『さる業界の人々』
- 武田百合子『犬が星見た』
- 森茉莉『ベスト・オブ・どっきりチャンネル』
- 向田邦子『父の詫び状』
- 林真理子『ルンルンを買っておうちに帰ろう』
- 中野翠『ウテナさん祝電です』『迷走熱』
- 森下典子『典奴どすえ』
- 酒井順子『お年頃』
- 内田春菊『もんもんシティー』
- 群ようこ『日常生活』
- 白石公子『ブルー・ブルー・ブルー』
- 泉麻人『泉麻人のコラム缶』
- 玉村豊男『雑文王』
- 橋本治『デビット100コラム』
- 荒俣宏『日本仰天起源』
- 景山民夫『極楽TV』
- 永倉万治『星座はめぐる』
- 沢木耕太郎『バーボン・ストリート』
- 中沢新一『幸福の無数の断片』
- 中島らも『西方冗土』
- 久世光彦『昭和幻灯館』
- ジョージ・オーウェル『オーウェル評論集』
- 魯迅『魯迅評論集』
- トム・ウルフ『そしてみんな軽くなった』
- 坂口安吾『堕落論』
- 林達夫『共産主義的人間』
- 小林秀雄『考えるヒント』
- 山本夏彦『笑わぬでもなし』
- 野坂昭如『卑怯者の思想』
- 中上健次『破壊せよとアイラーは言った』
- 田中康夫『ファディッシュ考現学』
- 吉田健一『私の食物誌』
- 植草甚一『ジャズ・エッセイ』
- 草森紳一『女の魅力百景 しくざについて』
- 戸板康二『ちょっといい話』
- 青山二郎『眼の哲学/利休伝ノート』
- 久保田二郎『手のうちはいつもフルハウス』
- 奥本大三郎『虫の宇宙誌』
- 都筑道夫『昨日のツヅキです』
- 小林信彦『笑学百科』
- 山田宏一『シネ・ブラボー』
- 花田清輝『箱の話/ここだけの話』
- 小沼丹『小さな手袋』
- 青山南『ピーターとペーターの狭間で』
- 常盤新平『グラスの中の街』
- 神吉拓郎『たべもの芳名録』
- 澁澤龍彦『マルジナリア』『玩物草紙』
- 安藤鶴夫『ごぶ・ゆるね』
- 森銑三『史伝閑歩』
- 亀和田武『1963年のルイジアナ・ママ』
- 村松雄策『岩石生活入門』
- 色川武大『なつかしい芸人たち』
(「小説トリッパー」1995年夏号掲載)
- 種村季弘編『東京百話』
- 三島由紀夫『私の遍歴時代』
- 藤森照信編・今和次郎『考現学入門』
- 赤瀬川原平『超芸術トマソン』
- 宮武外骨『新編 予は危険人物なり』
- 川本三郎『雑踏の社会学』
- 小林信彦『コラムは歌う』
- 蓮實重彦『表層批評宣言』
- 村松雄策『アビイ・ロードからの裏通り』
(「ちくま」1995年11月号掲載
いずれも20年近く前のリストなので、入れ替えはあるのかもしんないですけどね、読んで損はないと思う。