慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

【読書会】糸井重里/古賀史健『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』を読む

6時起床。緊張する毎日がつづく。といっても、まだ火曜日ですけどね。仕事も綱渡りの日々だ。

といっているわりにはしっかりと参加した、今晩の読書会。ま、主宰ではあるので。

今回の課題テキストは、糸井重里/古賀史健『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』(ほぼ日文庫)。

文字通りの「自伝」はコンパクトにまとめられていて、30分くらいでだいたい読めてしまう。そうか、NewsPickでの連載だったのかと後付けを見て、まあ納得。このくらい薄さがいいんだろうが、本屋では正直探しにくかった。ネット中心の販売を考えているんだろうか。そもそも版元が大きくないので、書店では隅に追いやられてしまうんだろうけど。

わたしの世代だと、糸井重里というキャラクタは〈十八番〉なので、まあいまさらの意外性というのは正直あまりない。参加者のおひとりも言っていたけれど、この本を読むと言うことは「まあ、こういうキャラクタなのよね」という〈確認作業〉に近かった、と話していたけれど、そういうことだと思う。案外、辛口コメントが多かったなあ。

個人的に面白かったのは、この本ではなく、別の参加者が事前に調査してきてくれた株式会社ほぼ日の株式公開情報(って言うんですかね)。なかなか面白い情報が載っているんですね、しげしげと眺めてしまった。

売上は株式公開前は37億、直近50億。社員は60名強で平均年収は680万。この規模の会社にしてはいい年収だそうである。売上の7割程度は「ほぼ日手帳」が占めていて、次が書籍。上場時の糸井さんのキャピタルゲインも計算するとざっくりと解っちゃったけれど、まあお金のために上場したわけではないことはなんとなく理解できた。でも社長個人への依存度が高いリスクはあげられていて、さて投資対象としてはどうなんだろう・・・みたいな話へ。

糸井さんがもっとも嫌がる話なんだろうが、〈ムーミン谷〉を離れてそういう場所に来てしまったんだものね、という感じはする。

こういう話も織り交ぜた本があったら、なかなか楽しいかもですね。 おっと、こんな本も買ってしまったのだった。なんだかんだ、わたしも糸井重里が好きなのです、きっと。