6時起床。昨日から飲んでいるクスリの効き目がいいのか、昨夜は夜中にはあまり起きなかった。
引き続き温かい一日のはじまり。
仕事は、抱えていた案件のうち、ひとつを社長への報告が終わって承認されて、ようやく一段落(ひとだんらく)。これからは小粒の仕事が並行して走ることになる。年末までは比較的穏やかな進行ではないか。いやそうあってほしい。
■
さて、速読法の話。法学部チームの推薦で、手に取りました(つか、積ん読だったのを引っ張りだしてきたんですけど)。ざっくり45分もあれば読めるでしょう。
- 作者: 松崎久純
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2017/03/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
「リーディングハニー6つのステップ」と銘打たれたメソッドです。詳しいことはもちろん本書にあたってもらうこととして。
まずは、次のようなステップを踏んでいく。踏んでいくというのは、この順番で本を読んでいくということで、これがこの本の速読メソッドであり、常にこのステップを踏んで本を読んでいくことなる。
という6つのステップ。まずは練習として10冊ていどでトライしてもらいたいということなので、素直にそれに従って練習開始をしてみたい。
ただしというか、メソッドに行く前に、著者による「速読の考え方」はまずしっかりと読んでおいた方がいい。このメソッドの根幹なので、本書のいうところの〈速読〉とは何ぞやということを理解して、取りかかったほうがいいと思う。
本のサブタイトルにもあるけれど、速読とは「読むことのつらさから解放」する手段だという。
これはちょっと目からウロコでした。
速読とは全体のフレームワークをまず押さえておいてから各部を読みはじめる。ここで言う「全体のフレームワーク」を捕捉するステップがステップ1~4、一気に細部を理解するのがステップ5~6である。
このステップを経ることで、
- 「何の話か理解できている状態」をつくりだし、
- 「各章、各節に何が書かれているか」、
- 「話はどのように展開するか(=全体の構成)」を捉まえ、
- 「自分にとって大切なポイント」または
- 「著者の述べるポイント」を読みとっていく。
ことができるのだという。
というわけで、初回のテキストはこちらをセレクションした。積ん読の一冊です。
- 作者: 中室牧子,津川友介
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (15件) を見る
《ステップ1》プレビュー
このステップでは、本自体の表紙やカバー、帯に書かれていることをチェックして、ページ数を確認し、奥付、著者履歴、まえがき、あとがき、参考文献等をあらかじめ読むことを行う。
この本のページ数は、204ページ。
著者はおふたりですね。ちなみに、津川友介さんは前回の読書会で取り上げた本の著者でもあった。
- 作者: 津川友介
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
閑話休題、本の裏表紙を見てみる。こんな感じです。
このステップの所要時間は3~5分。
《ステップ2》オーバービュー
このステップでは、1秒かけて1ページずつ最後のページまでめくっていくことを2回繰り返します(10分/1回)。キーワードに着目していくことを意識するけど、あくまでも《読む》わけではない。どんな言葉が使われているか、に意識を向ける。
わたしはこの作業で、
- 因果関係
- 相関関係
- 因果推論
- 第3の変数(交絡因子)
という言葉が引っかかりました。
《ステップ3》スキミング1
このステップでは、本の全体像を捉え、さらにはポイントも見つけ出していく。指で文章をなぞって、はじめから最後までの文章を追っていくということをする。
1ページ2~3秒のスピードを目安に進んでいき、気になるところだけを1行から3行(余程多くとも5行)だけを読んで、また先へ進んでいく。
このメソッドではこのステップではじめて本文を読むことになる。所要時間は10~15分ていど。
いったん区切り
このメソッドではステップ6まで一気に進めることがベターだが、生活リズムに沿ってステップを分割して実行することもよいという。ま、今回は子どもによってインタラプトされてしまったので、まずはここまで。
しかし、ここまでのステップでじつは課題テキスト(積ん読の一冊)は、すでに3回目を通している。
目を通すことができたのである。
中身はとうぜん理解している自覚はないけれど、なんかうれしい。ここまで30分くらいですかね。なんつーか、プチ達成感があります。
というわけで、続きはまた今夜。