6時起床。いきなり、寒くなった。それが原因ではないだろうが、3:00くらいに起きて、そのまま眠れなくなった。
セブンイレブンに夜明けのコーヒーを買いに出かける。
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さて、速読法のつづき。松崎久純『大学生のための速読法』を実践しているのだった。
- 作者: 松崎久純
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2017/03/08
- メディア: 単行本
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「リーディングハニー6つのステップ」と銘打たれたメソッドをこなしています。
昨日までは「《ステップ3》スキミング1」をはじめて実践した。ここまでのステップで、じつは課題テキストにはすでに3回目を通していることになっていると言った。
中身はとうぜん理解している自覚はないけれど、プチ達成感を感じることができて、なんだかうれしい。
というわけで、今日は「《ステップ4》スキミング2」からの速読をはじめる。
初回の課題テキストはこちらです。
- 作者: 中室牧子,津川友介
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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《ステップ4》スキミング2
このステップは、前のステップ3とあまり変わらないが、読む前に本の読み手としての自分の立場を明確にしておく。
すなわち、
- 質問設定型
- 受け身型
のふたつ。
1の質問設定型は、あらかじめ自分で設問を設けて、スキミングでその答えを探していく方法。
2の受け身型は、書かれてる内容を一通り理解するという方法。著者は「方法」というけれど、〈姿勢〉といったほうがいいんじゃないかしら。
自分は知りたい問題を設定している、それらを探しに本を読む、というのが「質問設定型」。
設問を設けるほどの知識はないが、内容には好奇心を持っているし知りたい、というのが「受け身型」。
というふうに理解した。
このスキミング2も所要時間は10~15分。
《ステップ5》スピードリーディング
このステップでは、本分すべてを一気に読み進める。いままで読んでなかった箇所も読むこととする。所要時間は30~40分。
ステップ4までで、
- 何について書かれた本か
- 全体はどういう構成なのか
- 各章、各節に何が書かれているのか
- どんなポイントがあるか
- 自分が必要なことはどのくらい書かれているのか
- 自分に必要ないことはどのくらい書かれているのか
ということがだいたい把握されている、というのである。ここまでで課題テキストが自分の求めに対して、必要性が有るか無いかが判断できるんではないか。つまり、読む必要が無いと思えば、ステップ4で放棄することもアリだと思う。
わたしの感想を言えば、ステップ4までは課題テキストの〈全体構成〉はまだ理解できていなかった。何が書いてあるのかというのは理解できた。しかし、それらがどう有機的に構成されているのかが解らなかった。むしろ構成を理解するのは、ステップ5に入ってから。
ただ、ステップを踏んできたことで卒読破(いい言葉。どこかで使おう)は容易だったことは実感できる。ま、ここまで4回も通読しているので、全体を読み通すことへの心理的ハードルは低い。
何回も読んでいるからといって、知的好奇心が減じることもなかった。むしろ、キーワードや各節がどう有機的に結びついているかが理解できて理解の深みと定着ができたんではないかと感じる。
《ステップ6》レビュー
このステップでは、本のなかでチェックした箇所をもう一度読み返すステップ。所要時間は10分ていど。難解本などはこのステップが必要となるという。
いったん終わり
子どもたちにインタラプトされながらも、何とか一通りトライし終わった。
自分の好みで言えば、これは使ってもいいスキルと思いました。速読というよりは〈卒読〉のメソッドという気がする。所要時間は限られているが、とにかく読み通すためのテクニックだと、わたしは理解した。そういう意味ではサブタイトルの「読むことのつらさから解放される」(なぜ、解放する、ではなかったんだろう)の方が、本書の性格をあらわしていると思う。
それから、各ステップはそれなりに集中する時間が必要だから、その時間を確保することがポイントのひとつだろう。とくにステップ5のスピードリーディングは30~40分は必要になる。
最後に。速読というと、なにかうさんくさいイメージがあったけれど、これはシンプルで面白い手法でした。薦めていただいた〈法学部チーム〉のみなさんには御礼申し上げます!
さて、このメソッドで、あの難敵を攻略できるか。