慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

(天声人語)宇宙の雪だるま

雪の降り積もった日だったのだろう。芭蕉が、訪ねてきた弟子を歓待して、こんな句を詠んだ。〈君火をたけよきもの見せむ雪まるげ〉。君は火を焚(た)いてくれ。そのあいだに私が、良いものを作って見せよう。雪の大玉だ――▼雪玉を転がし大きくする「雪まるげ」は、雪だるま作りに似る。無邪気にはしゃぐ俳聖の姿が

宇宙の雪だるまにこと寄せて、宇宙のお題をふたつ。

ひとつは、「ウルティマ・トゥーレ」の話題。 《米航空宇宙局(NASA)は1日、無人探査機「ニューホライズンズ」が人類の探査史上、最も遠い天体に到達することに成功したと発表した。宇宙を13年かけて飛行し、太陽から約65億キロメートル離れた天体「ウルティマトゥーレ」に接近した。(日経新聞2019.1.2付)》

もうひとつは、月面の裏側に中国の無人探査機が着陸成功した話。 《月の裏側は地球から直接見えず、地下構造などに未解明な点が多い。中国には将来の資源開発などで優位に立つ思惑があるとされ、宇宙開発でも米国との覇権争いが激化しそうだ。(朝日新聞2019.1.3付)》

ときて、米中摩擦に今年もわれわれは翻弄されるのかと締める。前半は雪だるまでファンタジィで、後半は軍事と貿易摩擦の話題でリアリティ・バイツな感じをだしている。

ピックアップのスクラップは日経からの。Apple株下落の話題については、餅は餅屋に任せるがいい。