慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

0100 刺さる読書

【刺さる読書007】堀越二郎『零戦』の主人公に見てとった、<好きなこと>の究極のかたち

堀越二郎『零戦 その誕生と栄光の記録』(角川文庫)読了。 宮崎駿監督作品「風立ちぬ」のモデルとなった零戦設計主任による、零戦開発エピソードである。初版は戦後20数年して書かれている。零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)作者: 堀越二郎出版社/メ…

【刺さる読書006】 藤森栄一『心の灯』で感じた、<好きなこと>を守り育てることの大切とさ素晴らしさ

藤森栄一『心の灯 考古学への情熱』(筑摩書房)読了。心の灯(ひ)―考古学への情熱 (ちくま少年図書館 10)作者: 藤森栄一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1971/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る本書は、青少年向けに書かれた藤森栄一の自伝で…

【刺さる読書005】 星野道夫『魔法のことば 自然と旅を語る』で思い出す、彼の声彼の佇まい

星野道夫『魔法のことば 自然と旅を語る』(文春文庫)読了。魔法のことば (文春文庫)作者: 星野 道夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/12/03メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見るもう20年以上前のこと、星野道夫の声を生で…

【刺さる読書004】 村上春樹「ドライブ・マイ・カー」に見る、”あっちの世界”と”こっちの世界”

※ネタバレ記述あり。村上春樹「ドライブ・マイ・カー」(『女のいない男たち』所収)、読了。タイトルの「ドライブ・マイ・カー」は、『ノルウェイの森』と同じく、ビートルズのアルバム「ラバー・ソウル」に収められた曲を想起させる。女のいない男たち作者…

【刺さる読書003】 川端康成『片腕』は、エロ怖かった!

川端康成「片腕」、読了。 川端は、『古都』を大学のときに読んだくらいだったか。あらすじやらなんやらはすっかり忘れていて、ひらがなが多いなという印象しかない。 『雪国』も読んだはずだが同じく記憶に残っていないし、『伊豆の踊子』『眠れる美女』と…

【刺さる読書 002】斎藤健一郎『本気で5アンペア 電気の自産自消へ』を読んでみた

斎藤健一郎『本気で5アンペア 電気の自産自消へ』(コモンズ)、読了。著者は現役の朝日新聞記者で、朝日新聞デジタル版には、彼の紹介ページがある。 http://www.asahi.com/sns/reporter/saito_kenichiro.html本気で5アンペア: 電気の自産自消作者: 斎藤健…

【刺さる読書 001】『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』をもっと早く知っていたら!

岸見一郎/古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社、kindle版)、読了。ぼくのまわりではやたら話題になっているらしく、読書会も開かれているみたい。ま、誰かと語るのに取りあげやすい内容だとは思うけど。嫌われる勇…