慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

2014-01-01から1年間の記事一覧

【らじおトーク傑作選 #4】 第24回「だれでも図書館が持てるリブライズに興味津々」の巻

お休みの日に、脱力のらじおトーク傑作選、お送りします。 誰でも簡単に図書館システムを開設できる「リブライズ」というウェブサービスに興味を持ったブンちゃん。 そのサービスの開発者さんとメールでやり取りしたことのあるホンちゃんが、リブライズの面…

【誤読の旅人 #62】 2014衆院解散で、たまには政治の本とか読んでみました

衆院解散、といっても、人生の些事に忙しい身にはなんのことやら整理がつかない。 そもそもなんでこの時期に解散しなきゃならんのか。 政(まつりごと)の世界はようわからん、とも言ってらんないのは解っているが。 ここ数日は、その政に関する本を読んでい…

【誤読の旅人 #61】池谷裕二・糸井重里『海馬』を読んで、こころに残った言葉を書き連ねてみました

池谷裕二・糸井重里『海馬』(新潮文庫)をつらつらと拾い読みしながら、印象に残ったくだりをメモしてみた。ちょっと自己啓発っぽいかな。海馬―脳は疲れない (新潮文庫)作者: 池谷裕二,糸井重里出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/06メディア: 文庫購入: …

【刺さる読書 #60】 山口瞳「冬の公園」を、初冬の日差しで暖かいベンチにすわって読むなんてちょっと贅沢かしら

ままならないことだらけの人生で、子どものことはその上位に来ると思う。 先週は、顔に発疹がでた、膝を打って腫れている、熱がでた、と保育園から3日も呼び出しを食らった。 こうなると、仕事どころではない。 仕事ばかりか、三連休の遠出の予定もフイにな…

【らじおトーク #103】 「ジュール・ルナール『にんじん』はずいぶんえげつない物語だった」の巻

小学校の課題図書などでおなじみの、ジュール・ルナール『にんじん』。 その新訳が新潮文庫に登場! みなさんは読まれたことありますか?にんじん (新潮文庫)作者: ジュールルナール,Jules Renard,高野優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/09/27メディア:…

【らじおトーク傑作選 #3】第23回「沢木耕太郎『キャパの十字架』出版記念!」の巻

お休みの日に、脱力のらじおトーク傑作選、お送りします ノンフィクション作家・沢木耕太郎さんの『キャパの十字架』が刊行されました。 相変わらずの積読状態のホンちゃん、ブンちゃんですが、沢木さんのことは嫌いじゃありません。紀行文好きをカミングア…

【らじおトーク #102】 「102回だけど第100回記念ふたたび」の巻

今回もしつこく「100回記念」第2弾をお送りします。 先日はこれまでの軌跡を追いましたが、今度は来し方に思いをはせてみました。ライバルは『源氏物語』鋭意翻訳中の角田光代さんですっ!(嘘)というわけで、恒例ホンの駄話「本棚らじお。」です。 http:/…

【らじおトーク #101】【緊急放談】「ノーベル文学賞残念会!」の巻

しばらくまえの話で恐縮(収録は発表翌日だったのですけど)。 今年のノーベル文学賞が発表されました。残念ながらホンちゃん、ブンちゃんイチオシの村上春樹さんは、またしても落選。 ふたりでクダを巻きつつ、話題はノーベル平和賞にまで飛び火してw。失わ…

【らじおトーク傑作選 #2】第2回「謎の詩集が届いたよ。」の巻

らじおトーク傑作選、お送りします 第2回目は、これまた放送2回目の収録分をお届けします。ブンちゃんのもとにある日届いた荷物。 箱を開けるとそこにあったのは、なんと一冊の詩集でした。 はてさてだれがどんな目的で送ってきたのでしょう? 謎は深まる…

【らじおトーク傑作選 #1】第1回「ソニーReaderを買ったよ」の巻

らじおトーク傑作選、お送りします ということで、なんとか100回を迎えた文芸駄話「本棚らじお。」。 那古野のホンちゃんと川崎のブンちゃんが、ほぼ行き当たりばったりで文芸シーンをダベる30分を、延々続けて3年目に入りましたが、100回記念として、過…

【らじおトーク #100】 「第100回記念で盛り上がる!」の巻

らじお文芸駄話、ついに100回! おかげさまで「本棚らじお。」は、第100回を数えることになりました。 しかも2周年! というわけで、今回は来し方と行く末につきまして、いつも以上に(だらだらと)フリートークでお届けします。というわけで、恒例ホンの駄…

【刺さる読書 #59】加藤典洋『村上春樹の短編を英語で読む』を手にしたら、久しぶりに春樹さんの短編を読みたくなった、ってそのまんまじゃん(笑)

本棚を整理していて、村上春樹の最新短編集『女のいない男たち』(文藝春秋)がささっているのを見つけて、そういえば今年の春によく読んだなあと思い出した。あれから半年以上。季節は冬にさしかかっている。 そういえばと、加藤典洋『村上春樹の短編を英語…

【せんにゅう記】 総視聴率50000%の放送作家のアイデア発想術を聞いてきました (後編)

前回の『企画は、一言。』オーディオブック出版記念イベント投稿のつづき。 第一部後段は、株式会社オトバンクの久保田さんから、「いま求められる出版企画」というお話。ほぼメモレベルで失礼。 いま求められる企画とは・・・ 1.ターゲットが明確である。 …

【せんにゅう記】 総視聴率50000%の放送作家のアイデア発想術を聞いてきました (ざっくりですけど)

以前参加した、放送作家・石田章洋さんの著書『企画は、一言。』(JMAM)のオーディオブック出版記念イベントのざっくりレポート。別のブログの再掲です。 http://www.tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=7241 手がけた番組の総視聴率50000%の放送作家が公開!ア…

【らじおトーク #99】「D・H・ロレンス『チャタレー夫人の恋人』はすごい名作だった!」の巻

らじおトーク100回まで、ラスイチ! ということで、今回も那古野のホンちゃんとの恒例行き当たりばったり合評会。戦後すぐ、「わいせつ物」として物議をかもした『チャタレー夫人』。 その新訳版が出ました。 さっそく手に取ったふたりでしたが、「わいせつ…

(追記)加藤秀俊『独学のすすめ』から再び言う、「あなたにいまほんとうに必要なのは、答えを求めることではなく、問いをつくることです」

以前、こんな記事を書いた。あなたにいまほんとうに必要なのは、答えを求めることではなく、問いをつくることです - spectrum life あなたにいまほんとうに必要なのは、答えを求めることではなく、問いをつくることです - spectrum lifeそれにリンクする話を…

【刺さる読書#058】加藤秀俊『独学のすすめ』も言ってる、学校ばかりが勉強の場ではない

あるジャンルの勉強をしようと、スクールのようなところに通おうかと思って、都内あちこちのスクールをネットで見て回ったのだけれど、どうもしっくりこない。そのことを、その勉強を進めてくれた人に話したら、 「それはムリしないことです。きっと独学で身…

また更新はじめます。

気がつけば1ヶ月以上の更新停滞。ちょっと見切りたいことがあって、それはブログサービスだったりなにを書くかだったり、しかし要するに自分の行く末だったりでした。見切ろうとしても、もちろん見切れないものもあるわけで、ウダウダしていても詮方ないの…

明日天気になあれ ~新島二度旅(ふたたび)日記 #2

再上陸2日目。 天気は昨日よりさらによろしくなく、どんよりとしている。雨もときおりぱらついているくらい。しかも寒いし。あれ、ここは新島なのでは?宿の朝ごはんをいただいて、いったん「saro」さんから次の宿へと向かう。人気なので、1泊しかできなか…

【らじおトーク】第98回「新潮文庫100年記念アンソロジー『夢見る部屋』を読んだ!」の巻

らじおトーク100回まで、あと2回! ということで、今回も那古野のホンちゃんとの恒例行き当たりばったり合評会。新潮文庫創刊100年の記念アンソロジーが刊行されています。1冊10年区切りで全10巻の刊行予定だとか。 今回は1巻目『夢見る部屋』を読ん…

また、行ってきました。 ~新島二度旅(ふたたび)日記 #1

新装開店したのに、いきなり開店休業状態・・・大変失礼しました。 秋分の日を越えて、いい加減にしろよという気配もチラホラあり、また更新していきます。と、まずは手始めに新島再上陸日記からウォーミングアップ(ほんとは初上陸の日記もアップ予定だった…

新装開店しました

何度目かの”新装開店”です。 ブログタイトル、肩書きその他、変えました(微調整はあります)*1。新装開店の理由は、先日(重陽の節句、スーパームーンの日)お目にかかった方から、驚愕のアドバイスを受けたのがきっかけです。 ぼくがこの10年ずっと引き…

【刺さる読書#057】ブッシュ『正午二分前』で描かれた関東大震災から、まだ100年も経っていない

ノエル・F・ブッシュ『正午二分前 外国人記者の見た関東大震災』(向後英一訳、早川書房)、読了。1967年ハヤカワ文庫版の修正・再編集版。 防災の日ということもあって、関東大震災ものを読んでみた。正午二分前 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピー…

【刺さる読書#56】ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』は80年前の小説なのに、「週刊新潮」の臭いがプンプン(笑)。

ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす(THE POSTMAN ALWAYS RINGS TWICE)』(光文社古典新訳文庫版)、読了。 この小説、さいきん新潮文庫からも新訳されている。何回目化の映画化があるのか、どうなのか。郵便配達は二度ベルを鳴らす (光文社古典新訳文庫)…

【刺さる読書#55】ALS「アイス・バケツ・チャレンジ」もいいけど、ALSを知ることも大切だと教えてくれる3冊

ALS(筋萎縮性側索硬化症/amyotrophic lateral sclerosis、略称)の研究支援のために、アメリカではじまった「アイス・バケツ・チャレンジ」。 日本でも、各界の著名人が次々にアタマから氷水をかぶる動画が公開されると、瞬く間にブームになった。このチャ…

【刺さる読書#46】種田陽平『ジブリの世界を創る』を、つい仕事論として読んじゃったよでも面白いの

種田陽平『ジブリの世界を創る』(角川oneテーマ21)、読了。この時点で、ぼくはまだ映画(「思い出のマーニー」)本編は観ていない。日テレでのフィーチャー特番も観ていない。ほとんど情報なしで、この本を読んでみた。ジブリの世界を創る (角川oneテーマ2…

なになに、あの「雪の下」が静岡にもオープンしたってよ (しぞーか日記#5)

ナマステ。 実家滞在日記、前回からのつづき。 http://thx.hateblo.jp/entry/20140812/1407769200_2ここのところ、夜になるといらっしゃるお客様。 だいたい定位置におられます。台所脇の窓ガラスにへばりついてます。 さて。 プール(市営大浜大浜公園プー…

静岡おでんは、だし粉をかけるだけじゃないんだよw (しぞーか日記#4)

ナマステ。実家滞在日記4日目。 軒下のツバメさん、こちらは家造りの途中でしょうか。もうすぐお盆がくるんですけど、普請は間に合いますかしら。 台風一過からこっち、どうも天気がすっきりしないんですが、みんなでプールに出かけてきました。 太陽がでて…

【刺さる読書 #038】柳広司『虎と月』を読んで、漢字の奥深さを改めて知りました

柳広司『虎と月』(文春文庫)、読了。 中島敦「山月記」をモチーフにしたミステリ。モチーフというか、後日談といってもいいか。虎と月 (文春文庫)作者: 柳広司出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/01/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見…

地元”あるある”ネタで、クスリと笑う夏の午後 (しぞーか日記 #3)

日曜日の新聞の文化欄には読書コーナーが定番ですが、地元の新聞「静岡新聞」もその例にならって、書評欄がありました。ふと、県内週間ベストセラーランキングを見たら、その上位に『静岡ルール 静岡のんびりライフを楽しむための49のルール』(中経出版)…