慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

知人のメルマガで知った、「週一回できないことを、毎日の習慣にする」ことのラクさ加減

世田谷の経堂で、世界初のパクチー料理専門店「パクチーハウス東京」、東京初のコワーキングスペース「PAX Coworking」を運営している、佐谷恭さんの有料メルマガ「佐谷恭の『パクチー起業論』」をずっと購読している。 http://www.mag2.com/m/0001598789.ht…

【刺さる読書#016-2】 岡田斗司夫『プチクリ』を読んで思い至った、あの一言

(承前) 素晴らしい作品を作るのは、決して「大いなる才能」ではありません。 それよりももっと問題なのは、「確実な表現力」です。 「才能」と「表現力」は違うのであり、「クリエイタに必要なのは才能ではなく表現力だ」と岡田斗司夫は言う。表現力とは、…

【刺さる読書#016-1】 岡田斗司夫『プチクリ』を読んで驚いた、素晴らしい作品を作るのに必要なもの

岡田斗司夫『プチクリ 好き=才能!』(ロケット)、読了。もう10年近くまえの本だけど、書かれていることはいまでも充分通用すると思う。プチクリ!―好き=才能!電子版作者: 岡田斗司夫 FREEex出版社/メーカー: 株式会社ロケット発売日: 2013/12/18メデ…

インタヴューアー十ヶ条

書棚のスクラップを整理していたら、なんといろいろと懐かしいものが出てくること出てくること。思わずその場に座り込んで、眺め入ってしまった。その束のなかに、筒井康隆がインタヴューについて書いた一文があったので、メモしておく。これはインタヴュー…

【刺さる読書・番外編】 第151回芥川賞直木賞候補作を読んでみる #0

<芥川賞と直木賞の候補作発表される> http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140620/k10015362341000.html 第151回の芥川賞と直木賞の候補作が20日に発表され、このうち芥川賞は、漫画家としても活躍する小林エリカさんや、デビュー作が文芸誌の新人賞を…

【刺さる読書#015】 鎌倉幸子『走れ! 移動図書館』に込められた、「本のチカラ」への思い

鎌倉幸子『走れ! 移動図書館 本でよりそう復興支援』(ちくまプリマー新書)、読了。なにより、副題の「よりそう」という字句がいい。その人の横にいる、という感じがでている。押しつけがましくない。ひらがなであることが、優しさを感じさせる。走れ!移動…

かさこ塾は「ルイーダの酒場」

普段なら一晩置いておくが、今回は酔いに任せて、勢いで書く。自分のこともさておく。今夜は、かさこ塾(「好きを仕事にする」ブログ術&セルフブランディング術実践編)2期生の打ち上げ@後楽園。 平日の忙しいなかにも関わらず、8名が集まって、大いに歓…

◆ セクハラヤジで謝罪(今日の天声人語 #9)

<ヤジ再三否定の果て 都議「真実話す機会逸した」釈明> http://www.asahi.com/articles/ASG6R6K53G6RUTIL06C.html 「早く名乗り出た方がいい」「迷惑している」。23日朝、鈴木都議は自宅前で朝日新聞記者の取材にこう答えていた。 発言を覆したのは、そ…

◆ 沖縄慰霊の日に(今日の天声人語 #8)

ポーランドのノーベル賞詩人シンボルスカについては、池澤夏樹の『春を恨んだりしない』という本で知った。その本のタイトルにもなっている。 勇気が要っただろうタイトル付けに惹かれて、本を手にとった。 ************************ 池澤夏樹『春を恨んだり…

◆ 茨木のり子の平和(今日の天声人語 #7)

天声人語クンは、茨木のり子が好きだなあ。<世田谷文学館 「茨木のり子展」> http://www.setabun.or.jp/exhibition/exhibition.html 現代の女性詩人のなかで最も人気のある一人、茨木のり子(1926-2006)。 朝日新聞「天声人語」に紹介されたことから詩の…

読書会が取りあげられました(朝日新聞で、あわわ)

朝日新聞の、「川崎市制90周年企画」短期集中連載で、本日、地元で主催している読書会のことが取りあげられました。 よかったら、6/22付朝日新聞朝刊をご覧いただければうれしいです。えーと、天声人語の写文のおかげではございません、おそらく(微笑…

【刺さる読書#014】ゴーゴリ「鼻」には、落語が似合います

*ネタバレありニコライ・ゴーゴリ「鼻」(浦雅春訳、ゴーゴリ『鼻/外套/査察官』所収、光文社古典新訳文庫)、読了。この短編、書かれたのは1833年から1835年にかけてで、発表が1836年だとか。すいぶん時間をかけている。鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳…

◆ 「第3のビール」の受難(今日の天声人語 #6)

<極ZERO、第3のビールでない?不足税納付へ> http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140620-OYT1T50069.html 低価格の第3のビールとして販売した「極(ごく)ZERO(ゼロ)」が本来はもっと高い税率区分だった可能性があるとした問題で、サッポロビ…

キッザニアに”せんにゅう”した・・・はずが、トホホ。

昨夕、家族みんなで豊洲にある、「キッザニア」にでかけてきた。 じつはこれで3回目。3ヶ月連続であります。昨夜は、資生堂提供の「ビューティナイト in キッザニア」の日。 https://www.shiseido.co.jp/kidzania/beautynight2014.html 招待券をもらい、娘…

◆ 軽じられる憲法 (今日の天声人語 #5)

強く怒っております、今日の天声人語クン。 その語気に当てられてか、今日の写文は誤字が多くなってしまいました。しかし、国会という場においてすら、how to be の議論ではなく、how to do(解釈)にしか議論展開できないのだなあ。

ダイアログ「パパノセナカ」に ”せんにゅう”してきた

昨夜、マンションの友人にお声掛けしてもらい、 「特定非営利活動法人オトナノセナカ」 http://otona-no-senaka.org/ が主宰する、ダイアログセッション「パパノセナカ」の6月バージョンに”せんにゅう”(参加)してきました。 http://otona-no-senaka.org/e…

◆ 結婚という高いハードル (今日の天声人語 #4)

政府発行の「少子化社会対策白書」から、結婚を考察するコラムかと思いきや、白書分析をして、「どう考えるか難しい」だと放り投げている。 んじゃ、取りあげるなよ。 最後から8行目、そこからコラムを書くのが、コラムニストの腕の見せ所でしょう。 それと…

【刺さる読書#013】MEGWIN-関根剣『YouTubeで小さく稼ぐ』が教えてくれた、たった1つの大事なこと

MEGWIN-関根剣『YouTubeで小さく稼ぐ 再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法』(大和書房)、読了。YouTubeで小さく稼ぐ ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~作者: MEGWIN-関根剣出版社/メーカー: 大和書房…

◆ 「金目」発言に驚く (今日の天声人語 #3)

「金目」は「かねめ」と読み、 金銭的価値の高いこと、高価という意味もあり、こちらは知っていたが、その他の意味として、金銭に換算した価値、要するに値段のこともいうらしい(デジタル大辞泉より)。不勉強でした。さすが芥川賞作家の息子。 <石原環境…

◆ 「フレイル」という言葉 (今日の天声人語 #2)

日本老年医学会は「健康と病気の中間的な段階をフレイルと呼」んで、一般的に「老化現象」と呼ばれてきた、高齢になって筋力や活力が衰えた段階の名称を統一し予防意識を高めるのだという。 「老人力」ってヤツが「フレイル」になったんですかね? 筋力・活…

フルボッコで、キングギドラついに敗れる! (「ゴジラ」映画シリーズ #9)

「ゴジラ」シリーズ第9作目は、『怪獣総進撃』。1968年公開。この作品での観客動員数は258万人。初期「ゴジラ」の観客動員数961万人に比べると約1/3まで減っている*1。子どもたちの関心も怪獣から妖怪、スポ根ものといったテレビ番組へと向けられはじめ…

◆ 天声人語を写してみる (今日の天声人語#1)

天声人語を手書きで写してみることにしました。クリエイティブな行為ではないと充分解りつつ、まあ一種の修行とご理解ください。 まずは、3日つづけてみます。それにしても、天声人語が名文だって、言ったヤツ、誰だよ(笑)。 「遊ぶサッカーへの道」 別に…

【四十を過ぎて父親に #4】 妊娠した! 3

40歳で自然妊娠 妻のM氏から子どもが欲しいと告げられ、ぼく自身焦ったとはいうものの、そのときに否定的な態度をとった記憶はない。ただ僕は記憶力が弱いからどうだったんだろう。 それから自己流でタイミングを取り始めたものの、なかなかうまくいかず2…

怪獣史に残る、「子育て映画」を堪能しました w(「ゴジラ」映画シリーズ #8)

ゴジラの息子登場 「ゴジラ」映画をひとり観つづけるという、孤独感満載の「ゴジラ・マラソン」、略して「ゴジソン」実施中。 「ゴジラ」シリーズ第8弾は『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』。1967年公開。怪獣島の決戦 ゴジラの息子 - YouTubeいよいよゴジラの…

noteでコラボしてみた

かさこ塾の同期生である、「東京無職」というブログを更新中のミルフィーユ千葉さんと、noteというサービスで、はじめて「リレー小説」というコラボをしてみました。「リレー小説」というのは、いろいろとバリエーションがありますが、要するに書き手それぞ…

【刺さる読書012】バルバラ『赤い橋の殺人』を読んで改めて感じた、古典はエンターテインメント

※ネタバレ注意※バルバラ『赤い橋の殺人』(亀谷乃里訳、光文社古典新訳文庫)、読了。 新刊で書店に並んだときに、ちらと背表紙だけは確認したが、バルバラという作者にピンとこなかったので、そのまま素通りしてしまっていた。 後で、「週刊文春」で坪内祐…

【四十を過ぎて父親に #3】 妊娠した! 2

前述したように、妊娠したときにはM氏は42歳。 立派な高齢出産である。いわゆる高齢出産というのは、年齢的には35歳以上でのことらしい。妊娠することのリスク、出産することのリスクは、35歳未満と比べるとかなり(というか格段に)高くなる。 さい…

勝手に受け取った、師の言葉

僕の文章上の師匠はふたりいて、ひとりは日垣隆さん、もうひとりは勝谷誠彦さんである。 かつて「信州の金角銀角」と呼ばれたふたりだ(笑)。2000年代のはじめ、勝谷さんには半年ほど文章講座でみっちりと鍛えられた(その結果がこの体たらくだけど)。…

【四十を過ぎて父親に #2】 妊娠した! 1

「延長戦に入りました」 M氏(ぼくの連れ合いのこと)の妊娠が解ったのは、2010年4月のことだ。彼女はそのとき42歳、僕も42歳。同い年。 そのときのことを僕は、こんなふうに書き残している。 「延長戦に入りました」(April 10, 2010 10:16:15)…

【四十を過ぎて父親に #1】 はじめに。

2回目の1年間育休 僕は去年(2013年)秋に生まれた息子(長男)を世話するために、かみさんと育児休業を取っています。 期間は1年間。 しかも、長女のときにも取っているので、これで2回目。 僕もかみさんも今年46歳。はじめての子どもを42歳、次を…