慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

知人のメルマガで知った、「週一回できないことを、毎日の習慣にする」ことのラクさ加減

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世田谷の経堂で、世界初のパクチー料理専門店「パクチーハウス東京」、東京初のコワーキングスペース「PAX Coworking」を運営している、佐谷恭さんの有料メルマガ「佐谷恭の『パクチー起業論』」をずっと購読している。
http://www.mag2.com/m/0001598789.html

「ありえない」と言われたパクチー料理専門店を繁盛店にし続けている秘訣を、日常の描写からお伝えします。

世界初ビジネスの面白さとリスク回避の仕方や、新しい発想を得るための人とのつながりについて、日々の実例を報告します。メルマガを読むことで、メディアから注目を集めるコツや口コミが広がる仕掛けを、読者自らが発見し、実行できることを目指します。

佐谷さんとは、彼の著書『つながりの仕事術「コワーキング」を始めよう』(洋泉社y新書)を、ぼくが読書会のテキストに選んだことから、知り合った。

つながりの仕事術~「コワーキング」を始めよう (洋泉社新書y)

つながりの仕事術~「コワーキング」を始めよう (洋泉社新書y)

読書会当日、なんの連絡もなく、佐谷さんはいきなり会場にあらわれたのだ。
これには驚いた。
聞けば、Twitterで彼の著書を取りあげる読書会が川崎であるらしい、と知って、仲間と来てくれたのだった(その仲間の方もまた面白い人で、日本では10人ほどしかいない、Evernoteアンバサダーなのだった)。

当日はせっかくお越し頂いたのに、あまり参加者が多くなくて申し訳なかったけれど、著者からはいろんな話を聞けたし、その後地元でたっぷりと呑んだ。
以来、そんなに親しい間柄じゃないけれど、彼の言動や発想を楽しくウォッチさせてもらっている。

その彼が、有料メルマガを出すという。2013.3.10のことだ。
しかも、毎日配信だという。

その初回配信のなかで、そのきっかけとなった経緯がぼくにも「目からウロコ」だった(一部編集)。

実は2年ほど前から(メルマガ:引用者註)始めるように言われていました。
しかし、毎週とか、定期的に書くことの難しさを感じており、
結局発行できないという最悪の事態を恐れ、「やるやる詐欺」に
陥っておりました。

昨年の11月末、僕をずっとそそのかしてきた友人Kくんが、
スケジューリングとか編集とかのサポートあればやるんだけどなー
という僕の甘えに対して、「締め切りとか体裁とか言ってると
いつまで経ってもできないよ。俺なら毎日書く」と言ってくれたのが
目から鱗のオドロキ発想でした。

週一回できないことを、毎日の習慣にする。
Kくんのこの言葉を聞いた瞬間に「できる!」と思いました。
そろそろ締め切りだと焦ったり、何を書くかに悩んだりするのは
かなりの時間がかかります。その時間に、日々メルマガを書けば
いいじゃないかと。

ぼくも友人Kさんの言葉を目にしたとき、たしかに「逆転の発想だな」と感心したものの、自分の行動には反映できなかった。
でも、かさこ塾で「毎日ブログを書くこと」と言われてからは、この言葉はなんとなく理解できる。

毎日書いている方が、じつは意外にラクなのである。
ということに、さいきん気づきました。

いや、正直しんどいですよ、毎日書くって(どっちやねん!)。
でも、これが週一回とかのアウトプットだと、完成度とかネタの選別などで、ためらいと迷いが生じやすく、結果として筆が進まなくなってくる。きちんと書かなきゃいけないと気負う。そしてそのうちに書かなくなる。それがいままでの自分自身。

毎日アウトプットしていると、たしかに書くネタに困る。
でもネタを吐ききってしまうと、不思議なことに自然とネタが飛び込んでくる。そう感じることが多くなってきた。
なんでもいいからネタになりそうと思ったら、ひとまず捕まえておく(メモでもなんでもいい)。だめなら、リリースすればいいだけ。

毎日が〆切りだから、どんどん書いていかざるをえない。
ネタを書く → ネタ切れる → ネタが飛び込んでくる(というより、自然とアンテナが張られているので引っかかってくる感じ?) → ネタを書く → ・・・。
常に、ネタをフローの状態にしておく。

最初は完成度なんて気にしない。気にしてたら続かないし、他人はそんなにぼく自身を気にしていることはない。
「他人が気にしている」と思う自分が、単に自意識過剰なだけ。
・・・と、ぼくは思うようにしている。ま、まだ1ヶ月程度しかブログ続けてないですけれど。

佐谷さんは続けて、こう書いている。

毎日の貴重な体験を記録できるので、
自らの行動の価値も上がります。
そして、それを受けて反応してくれる人の存在によって、
出会いが増えるという効果もありました。

自分自身の壁を壊すのに、友人はとても重要な存在です。
人と出会う数を増やすことは、自分が進みたい方向を明確にし、
目的地への到達スピードを速めます(目的地は常にもっと前の
方に移っていくわけですが!)。

彼の行動を変えたのは、友人の一言だった。

とにもかくにも、自分が動けば風が起きる。

かさこ塾の仲間の言葉だ。