慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

【せんにゅう記】 総視聴率50000%の放送作家のアイデア発想術を聞いてきました (ざっくりですけど)

f:id:zocalo:20141110060125j:plain

以前参加した、放送作家・石田章洋さんの著書『企画は、一言。』(JMAM)のオーディオブック出版記念イベントのざっくりレポート。別のブログの再掲です。
http://www.tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=7241

手がけた番組の総視聴率50000%の放送作家が公開!

イデアを出す、実現させるコツとは?

落語の世界からメディア業界へ放送作家として転身。『世界ふしぎ発見!』や『TVチャンピオン』、『情報プレゼンターとくダネ!』など25年以上にわたって、ヒット番組を連発してきたベテラン放送作家が「ウケる企画は、みんなひと言」と語るその理由、そして、アイデアを生み出すコツを語り尽くします。

【登壇者】
石田章洋(放送作家)
久保田裕也(株式会社オトバンク代表取締役社長)

全体は二部構成。
第一部はアイデアの出し方(石田さんから)と、求められる出版企画、著者像などについて(久保田さんから)。
第二部は、ラジオの仕事も数多く手がけてこられた石田さんと、ラジオ好きの久保田さん(この方、ご両親が厳しくてテレビを見せてくれなかったんだそうで)が、実際に某ラジオ局に提出する新番組企画を作るという、 題して「こんなラジオ番組があったら、おもしろいんじゃないか会議」。

それぞれ面白かったんですが、ここでは一部の内容をざっくりとメモしておきます。
企画アイデアの出し方というか発想法自体が本書のキモなんでそれはそちらを読んでもらうとして(笑)、この本に書かれていない方法のひとつを披露していただきました。

いまのテレビ企画は、「軸をつくる」ことができていないと長続きしないんだそうで、つまりは場当たり的というか、「なんでもやりまっせ!」という番組は育たないんだそうです。これは一部後段にでてくる出版企画の話にもつながっているなと感じました。
「軸」というのを構造だの原則だのキモだのテーマだのと言い換えてもいいんですが、その作り方(まとめ方)を教えてもらいました。

作り方のキモは、「ものごとをいったん抽象化してみる」ことなんだそうで。
抽象化してみるのは、
1.過去ウケたもの(同分野)
2.いま、ウケているもの(異分野)
これらをいくつかリストアップしてみる。
たとえば、今年ウケた(ヒットした)ものに、「アドラー心理学」、「アナと雪の女王」がありますが、この両者に共通するものはなにか。

そこで浮かんでくる共通キーワードのひとつに、「自己承認」(ありのままの自分を認めてほしい)があります。
そして、その「自己承認」という言葉をはらんだものを具体的に考えてみるというのです。

「具体→抽象化→具体」の過程をたどってみるという方法。
一般的には「アナロジー思考」というとか。

石田さんからは、ご本人セレクトのアイデア発想法の3冊を紹介してもらいました。
(一部後段の「求められている出版企画」については、のちほど)

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

アナロジー思考

アナロジー思考

ラジオは脳にきく[プレミア健康選書]―頭脳を鍛える生活習慣術

ラジオは脳にきく[プレミア健康選書]―頭脳を鍛える生活習慣術