慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

駅上図書館で、読書会をやってみた!

昨夜は、ぼくもお手伝いをした、地元の読書会「こすぎナイトキャンパス」の日。
http://ksgnc.hateblo.jp/

地元の川崎市立中原図書館の会議室をお借りして開催した。
http://www.library.city.kawasaki.jp/riyou_libmap/libinfo_06.html

参加者は会場キャパほぼいっぱいの47名。過去最多の参加者数だ。図書館のチラシを見て、飛び込みで来てくれた若いサラリーマンもいた。
図書館での開催は2回目。最新鋭の蔵書管理システムを備えた図書館で、東急東横線武蔵小杉駅駅舎真上にある。来館者数は平均1日3000人。休日はその倍になることもある。1年前にオープンして、来館者数は延べ130万人に迫るという。

この読書会のスタイルは、一冊の課題テキストを主催者側が指定して、それについて参加者同士で意見や感想を語り合う。
今回の課題テキストは、先週発売されたばかりのムック本「武蔵小杉Walker」(角川マガジンズ)。

じつはこのムック本、2012年の秋にも発売されていて、好評だったために第2弾の発行となった。
※前回の「武蔵小杉Walker」

この「武蔵小杉Walker」のシリーズは、「一駅シリーズ」と呼ばれており、この武蔵小杉のムック本は売り上げでも全国3本の指にはいったという(ちなみに、第1位はどこでしょう。答えは文末にあります)。

当日は慌ただしかったが、ぼくも含めて、スタッフみなさんのサポートあって何とか乗り切ることができた。
参加人数の多寡ではなく、来ていただいた方に、読書会の2時間をどう有意義にかつ楽しく過ごしてもらうか。どう盛り上げて、満足して帰っていただくか。いつもいつもそれを気にしているが、うまくいった実感は、あまりない。
すべて終わって、気がついたら、日付が変わる直前だった。

「こすぎナイトキャンパス」は2011年晩秋からはじめて、通算で今回で46回目になる(スピンオフ企画も含めると50回)。
この会は、もともと「夜のオトナの学舎(まなびや)」としてぼくが企画したもので、いまは読書会を中心に活動している。また、地元のNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント(http://musashikosugi.or.jp/)の正式な事業となって年間予算もついて運営している。
参加いただいた方はこれまで400名強。地元の方だけでなくだけでなく、高崎や沖縄からもいらしたこともある。著者の方にも来ていただいたりした。

いつもなら、平均して10数名の参加人数なので、テーブルをぐるっと囲んで参加者全員で意見や感想を話し合って共有できるのだが、50名近いとそうはいかない。
テーブルのシマを4つつくり、各テーブルごとにグループでダイアログしてもらった。かわりに、最後に、そのグループごとにどんな話題で盛り上がったのかをサマリして発表してもらい、全体共有を図った。

また、事前にアンケートを募り、各自の掲載記事のベスト3を選んでいただき、その結果をみなさんに発表したりもした。
第1位は、地元の老舗飲み屋紹介の特集がダントツ!

グループ発表を傍らで聞きながら、参加者のみなさんからは「ぜんぜんしゃべり足りない!」という無言のプレッシャを感じていた。地元愛に溢れた時間と空間ができあがっていたのだと思う。
はじめての読書会スタイルでの実行に、うまくいくかどうか、盛り上がるかどうかわりと緊張したが、それも帰り際のみなさんの顔を見て杞憂と知った。
これをきっかけに、地域とそこに住む人たちとの距離が、少しでも近づいたらうれしいと思う。
そして、堅苦しいイメージの「読書会」との距離も、また。

読書会の次回以降のプログラムは、W杯ブラジル大会記念ということで、フロンターレ大久保嘉人選手の本、それから「本」を通じて東北復興に尽力された鎌倉幸子さんの本を取りあげる予定だ。
鎌倉さんの回は、ご本人が来場される。復興の現場のリアルな話が聞けると思うと、こちらも楽しみ。

答え:赤羽、だそうです。