慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

勝手に受け取った、師の言葉

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僕の文章上の師匠はふたりいて、ひとりは日垣隆さん、もうひとりは勝谷誠彦さんである。
かつて「信州の金角銀角」と呼ばれたふたりだ(笑)。

2000年代のはじめ、勝谷さんには半年ほど文章講座でみっちりと鍛えられた(その結果がこの体たらくだけど)。勝谷さんはいまのように多忙を極めていなかった(失礼!)時期のセミナで、ある意味僥倖だった。

夏になると、いつも彼の言葉を思い出す。彼が講座その他でしゃべったことの一部をメモしただけのものだが、それを毎夏見つめてきた。見るのが辛いときが長くつづいたが、いまはなんとか向き合える気がする。

自分の文体を持て、
プロフィールを疎かにするな、
自分の文章は声に出して読め、
名刺をつくれ、
つねに何でも専門に書けるという心構えを持て、
書く媒体をいろいろと持て、
30万円×1本の原稿より3万円×10本の原稿、
まず健全な市民であれ、
常識人たれ、
借金するな、
ネットで書くことは御山の大将に陥りやすいことを肝に銘じておけ、
情報は虚心坦懐に集める、
いつも片手にメモ帳を、
インタヴューはその日のうちにドラフトを起こせ、
写真の勉強をせよ、
人と会うことは大切だが無駄なメシは食うな、
「ただ生きるな、よく生きよ」、
基礎体力をつけろ、
寝る場所にもメモ帳を常備。

もっともっとあるはずだが、多くは手のひらからこぼれていって、これらだけがいまでも残っている。