来週、先月参加した「パパノセナカ」にまたお邪魔することになり、メモしておこうとふと思った。
- 前回のレポート
http://thx.hateblo.jp/entry/20140619/1403149192
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引いたのは、シェイクスピア『ハムレット』の一節。
宰相ポローニアスから、旅立たんとする息子レアティーズへのはなむけの言葉だ。ポローニアスは、ハムレットの恋人・オフィーリアの父であり、レアティーズはオフィーリアの兄である。
さあ、父からの祝福だ。
ついでに二、三、言っておきたいことがある。しっかり胸に刻みつけておけ。
思ったことを口に出すな。
とっぴな考えは行動に移すな。
人とは親しめ、だが安売りはするな。
これぞと見極めた友人は決して放さず、
鋼のたがで心に縛りつけておけ。
だが生まれたてのヒヨコみたいな連中にいい顔を見せ
手がしびれるほど握手しまくるのは禁物だ。
喧嘩には巻きこまれぬよう用心しろ。
だがいったん巻きこまれたら、相手が用心するまでとことんやれ。
みんなの話には耳を貸し、自分からはめったに口をきくな。
つまり、人の意見は聞いても自分の判断はひかえるのだ。
財布の許すかぎり着るものには金をかけろ。
だが奇抜なのはやめておけ、上等なのはいいが派手なのはまずい。
服装は人柄をあらわすものだからな。
この点については、フランスの王侯貴族は
趣味の良さと着こなしでは一番だ。
金は借りても貸してもいかん。
貸せば金も友人まで失い、
借りれば倹約精神がにぶる。
なにより肝心なのは、己に誠実であること。
そうすれば、夜が昼につづくように
誰にたいしても誠実にならざるをえまい。
さあ、行け、いまの教えをしっかりと身につけるんだぞ。
(松岡和子訳『ハムレット』ちくま文庫版より)
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たしか、立花隆が『二十歳のころ』(新潮文庫)で引用していたはずだ。ケンカについての一節が、妙に印象に残っている。
二十歳のころ〈1〉1937‐1958―立花ゼミ『調べて書く』共同製作 (新潮文庫)
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二十歳のころ〈2〉1960‐2001―立花ゼミ『調べて書く』共同製作 (新潮文庫)
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