キッザニア帰りで、おとーさんは電池切れになってます。
今日一日は、うつろモードで流れていきます。
懐かしいあの歌を楽しみました
※ネタバレあります。
昭和ゴジラシリーズ第4作目は、「モスラ対ゴジラ」(「ゴジラ対モスラ」と書かれることもあるが、こちらは1992年に公開された「ゴジラシリーズ」第19作のことなので、別映画)。
この映画は1964年4月29日に公開されたが、モスラ自体は1961年にゴジラ、ラドンにつづく「東宝三大怪獣」としてデビューしており、本編はその続編にあたる。
”悪役”ゴジラ
ゴジラのキャラ設定はズバリ「ヒール」で、モスラは「いいもん」*1である。だから、必定、ゴジラはこの映画でモスラ側に負ける。怪獣対決シリーズでは唯一の黒星を喫するのだ。
悪の怪獣ゴジラを正義の怪獣モスラが懲らしめる、勧善懲悪の世界が展開するのだが、さてこれをどう捉えるか。
第1作に軸足を置いて原理主義的にいえば(ぼくは原理主義者じゃないです、ちなみに)、ここからはもう許せない路線だろう。戦争や原水爆に対するアンチテーゼはほとんど存在せず(インファント島の描写等に残滓あるものの)、大人も子どもも楽しめる単なるエンターテイメント作品になっているからだ。
モスラの歌 フルVer. ザ・ピーナッツ ('1961モスラより) MOTHRA - YouTube
ゴジラとの死闘極まるとき、幼虫モスラたちはゴジラに蚕糸を吐きつづける。蚕糸でグルグル巻きになり身動きのとれなくなったゴジラはそのまま海へ落下、海中深く沈む。これで物語は完となる。
幼虫たちはインファント島の小美人とともに、海を渡ってインファント島へ帰っていくのだが、それを見送りながら、主人公たちから
「このまま返しちゃうのかい? せめてお礼くらい言わなきゃ」
「いや、あの人達へのお礼は、我々が良い社会を作ることだ」
「うん、人間不信のない、ね」
ととってつけたようなセリフが画面にかぶる。
がくっ。
えー、今回の主要襲撃地点は名古屋。ご賢察の通り、名古屋城が大破されます。
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