慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

政治学科への転類のタイミングで出会った一冊

6時起床。のんびりムードはつづいているが、仕事の進捗に余裕はない。同じ部署の後輩が今週金曜日から来週一週間、リフレッシュ休暇を取るという。それ自体はまったく問題ないのだが、自分の休みの間にトップマネジメントへの報告を自分のかわりにオレにやってくれと、サラリと言ったので、カチンときた。

そりゃ、PL(プロジェクトリーダ)であるお前の仕事だろう。オレはPMOだからね。差配できなくてどうする。だいたい遅延したのもスケジュール管理ができていないからこそだ、ぷんすかプンプン。

今日も残業である。レポート作成が不捗だ。状況改善もいまのところ見込めないので、はてさてどうしたものか。

帰宅してポストを見ると、本が一冊届いていた(ここのところ、何冊も届いている)。金平茂紀さんの『漂流キャスター日誌』(七つ森書館)だ。

たぶん思想的には合わないのだが、この人のバイタリティや報道畑らしからぬウィングの広さが好きだ。とくに初期のころのモスクワ特派員の日誌や『筑紫哲也 NEWS23』の番組編集長時代の日誌が、ほんと大好きでよく読んでいた。あの、というか、スイッチパブリッシングからも出版されているのだ。

わたしが編集を手伝っていた雑誌はバリバリの右寄り雑誌だったけど、編集長には「この人に連載をお願いしたい」と伝えていた。ま、けっきょく叶わなかったけど。雑誌『噂の真相』の岡留安則編集長が連載していたくらいの〈右翼〉雑誌である。金平さんが連載したって大ごとにはならなかったと思う。

慶應通信で、ちょうど〈政治学〉への転類を進めているというタイミングでの金平さんの一冊は、なんだかうれしい。背中を押された気がする。さっそく読みましょう。