慶應鶏肋録

めし、フロ、慶應通信の勉強(卒論)、ついでの雑用とか

『テンペスト』を読んでいく

地元で一緒に戯曲を読む会をやっている演出家の女史から、 「もしわたしが演出するのなら、どの作品がいいですか?」 と訊かれたので、即座に『マクベス』と返答した。

マクベス』を選んだのは彼女の演出の特質を考えてのことではなく、単にわたしが好きなだけなのであって、好き勝手に〈指名〉しただけだけど、彼女ならどんな演出をするのかというのを考えるのは、正直楽しい。

そう言うと、しかし『マクベス』と『ハムレット』は諸事情により上演できないのだという。

そうなんだあ。残念。

ならばといくつか明るい作品を挙げて、ひとまずは『テンペスト』に落ち着いた。変な言い方だが、じつは、せっかくなので彼女が演出する作品を次々回の戯曲を読む会でみんなで〈読む〉ことにしたのだ。〈読む〉だけなら『マクベス』でも構わないのだが、上演作品と同期をとることが肝腎なので、ここは『テンペスト』に落ち着いたというわけである。

シェイクスピア最後の作品であり、昨今はわりと毀誉褒貶もあるのだが、まずはアタマから読んでいこう。

おっと、そのまえに慶應通信の勉強があるんだが。